色々ストーリーとか設定を忘れないように、自分用メモとして色々書いておく。
主にストーリーの概要と前作・今作での登場人物がどうなっているのか。
あとは登場する地域とかもちょっと触れるかな。
感想については・・・まぁ、色々言いたい事はあるけど最後にちょこっと書くだけに留める。
あくまで三部作の二作目だしね。
今回は全体のあらすじ編。
以降、思いっきりネタバレ注意!!
☆あらすじ
記憶喪失のまま雪原で目覚めた男は旅をしていた少女クオンに拾われ、ハクと命名される。
そのまま成り行きでクオンに面倒を見てもらう事になったハクは近くの村で蟲退治をする事になる。
それに成り行きから同行していた用心棒のウコンにその機転を気に入られる。
蟲退治をなんとか終わらせた2人をウコンは帝都への荷物運搬の護衛任務に誘う。
ついでに帝都でハクの仕事を探すためにクオンとハクは同行する。
護衛任務を無事終え、帝都でウコン=オシュトルの正体を知らされ、
そのままウコンの代わりにオシュトルの隠密として活動する事になる。
隠密の任務でハク達はいくつかの成果をあげたものの
何故かハクだけ接点がないはずの帝に特別目をかけられるようになり、ハクはそれを疑問に思うようになる。
また、ハクは記憶をおぼろげながら思い出すにつれ
自分がこの世界のヒトとは違う事も薄々感じ始めていた。
そんな帝から直々にまだ手付かずの遺跡(旧人類の研究所)を捜索する任務を受ける。
そこで目にしたものは冷凍睡眠から目覚めた旧人類がスライム化する瞬間だった。
それを見たハクは自分も彼らと同じくスライム化するのではないのかという恐怖に怯える。
あえて遺跡に自分を派遣した帝なら色々知っているだろうと、思い切って直接問い詰めるハク。
すると衝撃の事実が判明する。
帝はハクの兄(本名不明)だったのだ。
帝は何百年も生きているのにありえないと言うハクだが
帝は自らの身体で色々な実験した副作用で長寿になり、スライム化しなかったのだろうと語る。
ハクの兄は科学者で旧人類が生き残る研究をしており、様々な実験をしていたようだ。
ハクがスライム化しないのも冷凍睡眠直前にした自分がした施術のお陰だと。
弟であるハクを旧人類の最後の希望として何らかの施術をしたらしいのだが
具体的に何をしたのかは結局最後まで語られなかった。
この事実を知って以降、劇中では多くは語られないがハクの昔の記憶は戻ったようだ。
また、おぼろげな記憶に出てきた女性と女の子が兄嫁と姪で、
その2人が兄の目の前でスライム化した事実も同時に知らされる。
その2人の遺伝子を元に模して創られたのがホノカとアンジュという事も・・・。
ハクの兄はスライム化の解明のために何十年も遺跡に篭り、研究に没頭していたが行き詰まる。
気まぐれに何十年ぶりに外の世界に出てみると、
旧人類が作った実験体が新人類(ヒト)として自らの文明を築いていて愕然とする。
しかし当初のヒトは原始人のごとく知識や文明が未発達であった。
それを見かねて色々生きるための基本となる知識や技術を与えた結果、ヒトから神のような扱いを受ける。
これが帝が現人神と呼ばれるようになった切欠だろう。
なお旧人類のオーバーテクノロジーはさすがに与えなかったとの事。
良かれと思ってやった事だが、それが裏目に出てしまう。
ヒト同士がそれらの知識や技術を求めて争うようになったのだ。
また、強欲なヒトの一部がもっと知識や技術を引き出そうと暴力でハクの兄に迫ったのだった。
その結果、遺跡に残っていた施設の大半は破壊され、研究の続行が困難になってしまうのだった。
結局、ヒトも旧人類と同じ争いの道を辿る事に絶望したハクの兄は自らの手でヒトを管理する事にした。
そうして自分が篭っていた地下研究所の真上に、旧人類の技術を利用して出来たのが今の帝都ヤマトである。
重臣に与えている仮面の力もハクが他所の研究所からハックした
アイスマンの研究データを元に作ったのであろうと推測される。
ヤマトを管理する傍ら、帝は他にも破壊された施設の復旧のため、
各地にある遺跡を調査し、使えそうなモノを確保していたりしていたようだ。
これが後のトゥスクル侵攻にも関わってくる。
これらの事実を知らされると共に、帝からハクに自分の跡を継ぐよう頼まれる。
自分の寿命はそろそろ限界であり、このままアンジュに継がせるのは難しく、
旧人類の知識があり、身内であるハクは最適だからだ。
ハクは動揺するが帝もすぐに答えは出す必要はないと、この時は強くは迫らなかった。
そんな真実を誰にも言わず胸に仕舞いこんだまま、仲間と隠密の仕事を続けるハクであったが
ある時、トゥスクルから使節団が来る事を知らされる。
オシュトルから帝の指示により滞在中の彼女たちの動向を観察する任務を受けるハク。
任務中にクオンがトゥスクルに関わりが深い事が判明するが、任務自体は特に問題もないまま終わる。
使節団が帰国後、少しして帝から呼び出しを受けトゥスクル侵攻を告げられる。
使節団との交流で情が移り、クオンの事もあって反対するハクだが
トゥスクルで聖地と呼ばれる大規模な遺跡を探索するには仕方がないと却下される。
帝曰く、最初は穏便に調査をさせてもらうよう頼んだが断られたとの事。
帝がここまで執着しているのはウィツァルネミテアの伝承がそこから始まっているからであり
自身の研究に関わる何か重要なモノが隠されているのではないかと予想したからである。
また、帝は自分の寿命が最早少ない事を自覚しており、焦っているようであった。
これまで兄がやってきた事を知ってしまっただけにハクも強く反論できず、そのままトゥスクル侵攻が始まる。
ヤマトの有利かと思われたが戦だったが、トゥスクルは地の利もあり、尚且つ戦慣れしていた。
劣勢になったヤマト軍勢の補給部隊としてハク達に任務が与えられる。
最後までクオンは反対していたが、ハク達を放っておけないからと同行する事に。
ハク達は無事補給任務を果たし、ついでに敵から今まで分捕られた補給物資を取り返すなど活躍したものの
直後に帝都からの伝令により帝が亡くなった事を知らされる。
トゥスクル侵攻は中止され、急ぎ帝都に帰還しようとするが、
ハク達だけその道中でヒトの形をした謎の化け物に襲われる。
何とか撃破し帝都に帰還したものの、既にヴライの手によりクーデターが起きており
しかもオシュトルは帝の毒殺とアンジュ毒殺未遂の実行犯に仕立て上げられ投獄されていた。
ハク達は辛うじてヴライを倒し、過酷な尋問により満身創痍だったオシュトルと
毒を盛られ喉を焼かれ声が出せなくなったアンジュを救出するものの
端から見れば皇女を誘拐した形になり、帝都ではお尋ね者となってしまう。
帝都にいられなくなった一行はオシュトルの故郷であるエンナカムイを目指す事に。
しかしヴライは死んでおらず、情けをかけられたと激怒し暴走したヴライの追跡にあう。
エンナカムイは目前ではあったが、仮面の力を使って圧倒的な力で迫るヴライに対抗できるのは
最早同じ仮面の力を持ったオシュトルしかおらず、
オシュトルはハク達を先に行かせ、傷も癒えてない状態で1人ヴライと対峙する。
オシュトルとヴライの戦いは終始ヴライが優位であったが
ヴライがトドメを刺そうとした大振りの一撃に、オシュトルが渾身のカウンターを合わせようとした直後
オシュトルを心配してハクと一緒に様子を窺っていたネコネが我慢できずに飛び出し、
ヴライに攻撃した事でタイミングがズレてしまい、カウンターを外してしまう。
男同士の戦いに水を差されたヴライは激昂し、ココネに強烈な攻撃を見舞う。
それを庇おうとしたハク共々、オシュトルが身を挺して庇い、致命的なダメージを受ける。
しかしそこから驚異的な力を発揮し、ヴライを圧倒しついに撃破する。
だが、それで仮面の力を全力で発揮してしまったオシュトルは、その代償に身体が消滅してしまう。
最後にハクに仮面を託し、アンジュや今後の事を頼み、ネコネに今度はハクを助けるよう遺言を残して・・・。
それを見たネコネは慟哭し、ハクは呆然とする。
それから少しして、先にエンナカムイに到着したクオン達と合流する「オシュトルとネコネ」。
しかしそこにはハクの姿はなかった。
疑問に思ったクオンはハクの居場所を2人に尋ねるが、
オシュトルは「ハクは死んだ」と答え、クオンに鉄扇を返却する。
激昂したクオンはその鉄扇でオシュトルを攻撃しようとするが寸前で止める。
そのまま鉄扇を残し、茫然自失のクオンは「ここに残る意味がなくなった」とトゥスクルへ戻るのであった・・・。
そんなクオンを見かねてオシュトル・・・に成り代わったハクはクオンに真実を話そうとするが
これからは修羅の道だからとそのまま黙って見送った。
その後、オシュトルとしてエンナカムイの民を鼓舞するハクの姿があった。
エピローグ。
虚ろな目のまま夜の森の中をトゥスクルへ向かって歩くクオン。
しかしヤマトの忍達にお尋ね者として捕獲されてしまう。
直後、忍達に襲い掛かる様々な異常現象。
ある者は燃え、ある者は凍り、ある者は身体の部位が腐って落ちた。
それがクオンの仕業だと気付いた忍は見てしまった。
月明かりに照らされたクオンの影にウィツァルネミテアに似た化け物を・・・。
そんなクオンの前に現れるオボロ。
謎の力が暴走して正気ではないクオンに構わず優しく抱き寄せる。
いつか戦でハクが命を落とすのは覚悟していたはずなのに
なぜこんなに悲しいのかわからないと言うクオンにオボロが言う。
「そうか、お前は恋をしたんだな。母親と同じ、決して報われない恋を」
と。
ハクを失ってはじめて異性として愛していた事を自覚しクオンは泣いた。
そしてオボロ達と共にトゥスクルへ帰るのであった。
第三部へ続く。